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アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち

久しぶりの更新。

これは何か書かなければと思ったくらい、おすすめしたい映画。

ただ、ホロコースト関連の残酷な映像等も出てくるので注意。

 

ヒトラー政権下で行われたユダヤ人虐殺の指揮をとっていたアドルフ・アイヒマンの裁判に関する映画。と言っても裁判の様子がメインではなく、それを撮影し、全世界に配信した人たちの視点から描いている。

eichmann-show.jp

 

見ていない方で、歴史に詳しくない方は以下のページを読んでから観るといいかもしれない。

luckynow.pics

 

 

誰でも怪物になり得る

アイヒマンをただのファシストではなく、モンスター(怪物)とまで呼ばれていた。

しかし、裁判を撮影していたドキュメンタリー監督レオ・フルビッツは、誰でもこの怪物になり得ると信じながらアイヒマンの様子をじっくり観察する。

 

結局、数々の残酷な経験談を聞いたり、当時の映像を見ても、アイヒマンは表情1つ変えず。特に映像については、アイヒマンが人間らしい反応を必ず示すだろうと踏んでいただけにレオ監督も打ちひしがれる場面が個人的にはこの映画のハイライトだった。

 

映画冒頭でカメラマンの1人が「私はアイヒマンのようには決してならない」と言い張ったが、背けば自分が殺される可能性のある状況で、命令に反する行動を取れるかと言われれば正直多くの人が出来ないだろう。

責任が0ではない。しかし、アイヒマン1人やアイヒマンより立場が上の人たちの責任だけで語れる問題ではない。

 

ホロコースト

ホロコーストを題材にした映画というのは実は初めて見たのだが、他にもいろいろとある。

今回は「虐殺の責任者の裁判を撮影していた人」という視点の映画だったが、様々なアプローチの映画があるとのこと。

時間があればチェックしたい。

 

また、今回の裁判映像はすべてYoutubeにアップされている。(The Eichmann Trial - YouTube)

全部を観ることは無理だが、こういう形で映像が残るというのは素晴らしいことではないか。

 

個人的にホロコーストがこうやって取り上げられている理由の1つとして当時の映像が残っていることもあげられると思っている。

残っているからこそ、語りやすく、受け継ぎやすい。